• じおん堂鍼灸院

自分のからだと向き合う

よく鍼灸はどんな病気に効果があるのかと聞かれますが一番返答に困ります。

私なりに色々な「治療効果」を上げることが出来ますが鍼灸は本来対症療法ではありません。私たちが慣れ親しんできた西洋医療では胃が悪ければ胃を、心臓の機能に異常があれば心臓を対象にした治療を行います。その結果、ある臓器を治療するための薬が別の臓器には有害となるため、そのための薬を付け加え、それがまたアンバランスを生むため、さらに薬が増えていく傾向があります。そして熱や痛みといった「症状」を目のかたきにしてこれを必死に抑え込もうとします。西洋医療の診療とはからだの異常捜しであり、異常を見つけたら人工的に排除するか撲滅することが治療目的となります。

鍼灸治療は元来こうした発想や方法を取りません。人間のからだを一つにまとまった小宇宙として捉え、その働きの根本に『気』があり、病気はこの『気』の変調によって起こると考えます。

従って治療も『気』の流れを本来の秩序に帰るように整えることです。それによって治る力が活性化して結果的に治っていきます。最良の薬はからだの中にあるのです。

自分のからだに対する信頼を育てて行くこと。病気が治る治らないよりももっと大切な事、それは「健康」と言うものに対する考え方、自分のからだと向き合う姿勢、日々のライフスタイル、を見つめなおす必要があります。それは誰かに代わってもらうことはできません。

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新型コロナウイルス感染の拡大防止のために本院では以下のような対策をしております。 1.施術者は毎日施術前に体温を測定し、発熱している場合や感冒症状(咳、鼻水など)がみられる場合は施術しない。 2.施術室および待合室に多くの患者様が同一時間帯に集中することがないように完全予約制により分散するように配慮しています。 3.施術室及び窓やドアを開ける。換気扇を作動させるなどして可能な限り換気を行っておりま